薬効分類名全身麻酔剤
一般的名称注射用チオペンタールナトリウム
ラボナール注射用0.3g、ラボナール注射用0.5g
らぼなーるちゅうしゃよう0.3g、らぼなーるちゅうしゃよう0.5g
RAVONAL for Injection, RAVONAL for Injection
製造販売元/ニプロ株式会社
重大な副作用
その他の副作用
併用注意
中枢神経抑制剤
呼吸抑制作用、降圧作用、中枢神経抑制作用(鎮静、催眠等)が増強することがある。
併用する場合には、用量に注意する。
相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させる。
血圧降下剤
降圧作用、中枢神経抑制作用(鎮静、催眠等)が増強することがある。併用する場合には、用量に注意する。
相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させる。
MAO阻害剤
中枢神経抑制作用(鎮静、催眠等)が増強することがある。
併用する場合には、用量に注意する。
相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させる。
三環系抗うつ剤
降圧作用、中枢神経抑制作用(鎮静、催眠等)が増強することがある。また、三環系抗うつ剤の作用が減弱することがある。
併用する場合には、用量に注意する。
相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させる。
中枢性筋弛緩剤(クロルフェネシンカルバミン酸エステル等)
中枢神経抑制作用(鎮静、催眠等)が増強することがある。
併用する場合には、用量に注意する。
相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させる。
スルホニル尿素系血糖降下剤
中枢神経抑制作用(鎮静、催眠等)が増強することがある。
併用する場合には、用量に注意する。
相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させる。
抗パーキンソン剤(レボドパ等)
中枢神経抑制作用(鎮静、催眠等)が増強することがある。
併用する場合には、用量に注意する。
相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させる。
ジスルフィラム
中枢神経抑制作用(鎮静、催眠等)が増強することがある。また、併用により、重篤な低血圧があらわれたとの報告がある。
異常が認められた場合には、本剤を減量するなど適切な処置を行う。
ジスルフィラムは本剤の代謝を阻害する。
クマリン系抗凝血剤(ワルファリンカリウム等)
抗凝血作用が減弱することがある。
頻回にプロトロンビン値の測定を行い、クマリン系抗凝血剤の用量を調節する。
本剤は肝の薬物代謝酵素を誘導し、クマリン系抗凝血剤の代謝を促進する。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 ショック又は大出血による循環不全、重症心不全のある患者[血管運動中枢抑制により過度の血圧低下をおこすおそれがある。][11.1.1 参照]
- 2.2 急性間歇性ポルフィリン症の患者[酵素誘導によりポルフィリン合成を促進し、症状を悪化させるおそれがある。]
- 2.3 アジソン病の患者[催眠作用が持続又は増強するおそれがある。血圧低下を生じやすい。また本疾患は高カリウム血症を伴うがカリウム値が上昇するおそれがある。]
- 2.4 重症気管支喘息の患者[気管支痙攣を誘発するおそれがある。]
- 2.5 バルビツール酸系薬物に対する過敏症の患者[9.1.7 参照]
6. 用法・用量
-
〈静脈内投与〉
本剤の用量や静注速度は年齢・体重とは関係が少なく個人差があるため一定ではないが、大体の基準は次のとおり。
-
6.1 全身麻酔の導入
最初に2~4mL(2.5%溶液で50~100mg)を注入して患者の全身状態、抑制状態等を観察し、その感受性より追加量を決定する。次に患者が応答しなくなるまで追加注入し、応答がなくなった時の注入量を就眠量とする。更に就眠量の半量ないし同量を追加注入した後、他の麻酔法に移行する。
なお、気管内に挿管する場合は筋弛緩剤を併用する。 -
6.2 短時間麻酔
- 6.2.1 患者とコンタクトを保ちながら最初に2~3mL(2.5%溶液で50~75mg)を10~15秒位の速度で注入後30秒間麻酔の程度、患者の全身状態を観察する。更に必要ならば2~3mLを同速度で注入し、患者の応答のなくなった時の注入量を就眠量とする。なお、手術に先立ち、更に2~3mLを同速度で分割注入すれば、10~15分程度の麻酔が得られる。
- 6.2.2 短時間で手術が終了しない場合は、注射針を静脈中に刺したまま呼吸、脈拍、血圧、角膜反射、瞳孔対光反射等に注意しながら手術の要求する麻酔深度を保つように1~4mL(2.5%溶液で25~100mg)を分割注入する(1回の最大使用量は1gまでとする)。
-
6.3 精神神経科における電撃療法の際の麻酔
通常、12mL(2.5%溶液で300mg)をおよそ25~35秒で注入し、必要な麻酔深度に達したことを確かめた後、直ちに電撃療法を行う。
-
6.4 併用使用
本剤は局所麻酔剤あるいは吸入麻酔剤と併用することができる。
通常、2~4mL(2.5%溶液で50~100mg)を間歇的に静脈内注入する。
点滴投与を行う場合は静脈内点滴麻酔法に準ずる。 -
6.5 痙攣時における使用
患者の全身状態を観察しながら、通常、2~8mL(2.5%溶液で50~200mg)を痙攣が止まるまで徐々に注入する。
-
6.6 精神神経科における診断(麻酔インタビュー)
1分間に約1mLの速度で3~4mL注入し入眠させる。その後2~10分で呼びかければ覚醒し、質問に答えるようになればインタビューを実施する。その後は1分間約1mLの速度で追加注入する。
-
6.1 全身麻酔の導入
場合により次のような方法を用いる。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 重症糖尿病の患者
糖尿病を悪化させるおそれがある。
-
9.1.2 重症高血圧症、低血圧症、重症貧血、低蛋白血症のある患者
血圧を変動させるおそれがある。また、重症貧血及び低蛋白血症では本剤の作用が増強されるおそれがある。
-
9.1.3 心筋障害、動脈硬化症のある患者
血圧降下が発現するおそれがある。
-
9.1.4 脳圧上昇時
呼吸抑制や気道閉塞により血中のCO2分圧を上昇させ、脳圧を上昇させるおそれがある。また、カリウム平衡異常(低カリウム血症及びリバウンド高カリウム血症等)が発現するおそれがある。
-
9.1.5 重症筋無力症、筋ジストロフィー、呼吸困難及び気道閉塞を呈する疾患
呼吸抑制を誘発するおそれがある。
-
9.1.6 電解質アンバランス時(特にカリウム中毒)
血中カリウム値が上昇するおそれがある。
- 9.1.7 薬物過敏症の患者(バルビツール酸系薬物に対する過敏症の患者を除く)
9.5 妊婦
治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
帝王切開等の分娩に使用する場合には、できるだけ最小有効量を慎重に投与すること。新生児への影響が考えられる。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に呼吸抑制、血圧下降があらわれやすい。
10. 相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
中枢神経抑制剤 |
呼吸抑制作用、降圧作用、中枢神経抑制作用(鎮静、催眠等)が増強することがある。 |
相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させる。 |
血圧降下剤 |
降圧作用、中枢神経抑制作用(鎮静、催眠等)が増強することがある。併用する場合には、用量に注意する。 |
相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させる。 |
MAO阻害剤 |
中枢神経抑制作用(鎮静、催眠等)が増強することがある。 |
相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させる。 |
三環系抗うつ剤 |
降圧作用、中枢神経抑制作用(鎮静、催眠等)が増強することがある。また、三環系抗うつ剤の作用が減弱することがある。 |
相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させる。 |
中枢性筋弛緩剤(クロルフェネシンカルバミン酸エステル等) |
中枢神経抑制作用(鎮静、催眠等)が増強することがある。 |
相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させる。 |
スルホニル尿素系血糖降下剤 |
中枢神経抑制作用(鎮静、催眠等)が増強することがある。 |
相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させる。 |
抗パーキンソン剤(レボドパ等) |
中枢神経抑制作用(鎮静、催眠等)が増強することがある。 |
相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させる。 |
ジスルフィラム |
中枢神経抑制作用(鎮静、催眠等)が増強することがある。また、併用により、重篤な低血圧があらわれたとの報告がある。 |
ジスルフィラムは本剤の代謝を阻害する。 |
クマリン系抗凝血剤(ワルファリンカリウム等) |
抗凝血作用が減弱することがある。 |
本剤は肝の薬物代謝酵素を誘導し、クマリン系抗凝血剤の代謝を促進する。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 ショック(0.1%未満)、アナフィラキシー(頻度不明)
蕁麻疹、呼吸困難、チアノーゼ、血圧低下等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[2.1 参照]
-
11.1.2 呼吸停止、呼吸抑制(頻度不明)
呼吸停止、呼吸抑制、舌根沈下、咽・喉頭痙攣、気管支痙攣、咳嗽(発作)、しゃっくりがあらわれた場合には、直ちに気道の確保、酸素吸入等の処置とともに、筋弛緩剤の投与等、適切な処置を行うこと。
14. 適用上の注意
14.1 薬剤調製時の注意
- 14.1.1 本剤は通常、静脈内注射用として2.5%水溶液を調製する。静脈用注射針を付した注射筒内に一定量の注射用水(ラボナール注射用0.3g、ラボナール注射用0.5gに対してそれぞれ12mL、20mL)を吸引して、ラボナールアンプル中に注入し、数回吸引排出して完全に均一に溶解し、2.5%の水溶液とする。直腸内注入用(10%)、筋肉内注射用(2%)の溶液もこれに準じて行う。
- 14.1.2 本剤は用時調製を原則とし、完全に澄明でないもの、沈殿を生じたもの、並びに溶液として常温で2~3時間以上経過したものは使用しないこと。
- 14.1.3 本剤をブドウ糖注射液で溶液を調製すると沈殿を生じることがあるので注意すること。
- 14.1.4 非脱分極性麻酔用筋弛緩剤であるベクロニウム臭化物、パンクロニウム臭化物等の酸性薬剤と混合すると白色の沈殿を生じるので、併用する場合には、別々の投与経路で使用するか、又は同一回路を使用する場合は回路内を生理食塩液で洗浄するなど、直接混合しないよう注意すること。
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
- 2.1 ショック又は大出血による循環不全、重症心不全のある患者[血管運動中枢抑制により過度の血圧低下をおこすおそれがある。][11.1.1 参照]
- 2.2 急性間歇性ポルフィリン症の患者[酵素誘導によりポルフィリン合成を促進し、症状を悪化させるおそれがある。]
- 2.3 アジソン病の患者[催眠作用が持続又は増強するおそれがある。血圧低下を生じやすい。また本疾患は高カリウム血症を伴うがカリウム値が上昇するおそれがある。]
- 2.4 重症気管支喘息の患者[気管支痙攣を誘発するおそれがある。]
- 2.5 バルビツール酸系薬物に対する過敏症の患者[9.1.7 参照]
6. 用法・用量
-
〈静脈内投与〉
本剤の用量や静注速度は年齢・体重とは関係が少なく個人差があるため一定ではないが、大体の基準は次のとおり。
-
6.1 全身麻酔の導入
最初に2~4mL(2.5%溶液で50~100mg)を注入して患者の全身状態、抑制状態等を観察し、その感受性より追加量を決定する。次に患者が応答しなくなるまで追加注入し、応答がなくなった時の注入量を就眠量とする。更に就眠量の半量ないし同量を追加注入した後、他の麻酔法に移行する。
なお、気管内に挿管する場合は筋弛緩剤を併用する。 -
6.2 短時間麻酔
- 6.2.1 患者とコンタクトを保ちながら最初に2~3mL(2.5%溶液で50~75mg)を10~15秒位の速度で注入後30秒間麻酔の程度、患者の全身状態を観察する。更に必要ならば2~3mLを同速度で注入し、患者の応答のなくなった時の注入量を就眠量とする。なお、手術に先立ち、更に2~3mLを同速度で分割注入すれば、10~15分程度の麻酔が得られる。
- 6.2.2 短時間で手術が終了しない場合は、注射針を静脈中に刺したまま呼吸、脈拍、血圧、角膜反射、瞳孔対光反射等に注意しながら手術の要求する麻酔深度を保つように1~4mL(2.5%溶液で25~100mg)を分割注入する(1回の最大使用量は1gまでとする)。
-
6.3 精神神経科における電撃療法の際の麻酔
通常、12mL(2.5%溶液で300mg)をおよそ25~35秒で注入し、必要な麻酔深度に達したことを確かめた後、直ちに電撃療法を行う。
-
6.4 併用使用
本剤は局所麻酔剤あるいは吸入麻酔剤と併用することができる。
通常、2~4mL(2.5%溶液で50~100mg)を間歇的に静脈内注入する。
点滴投与を行う場合は静脈内点滴麻酔法に準ずる。 -
6.5 痙攣時における使用
患者の全身状態を観察しながら、通常、2~8mL(2.5%溶液で50~200mg)を痙攣が止まるまで徐々に注入する。
-
6.6 精神神経科における診断(麻酔インタビュー)
1分間に約1mLの速度で3~4mL注入し入眠させる。その後2~10分で呼びかければ覚醒し、質問に答えるようになればインタビューを実施する。その後は1分間約1mLの速度で追加注入する。
-
6.1 全身麻酔の導入
場合により次のような方法を用いる。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者
-
9.1.1 重症糖尿病の患者
糖尿病を悪化させるおそれがある。
-
9.1.2 重症高血圧症、低血圧症、重症貧血、低蛋白血症のある患者
血圧を変動させるおそれがある。また、重症貧血及び低蛋白血症では本剤の作用が増強されるおそれがある。
-
9.1.3 心筋障害、動脈硬化症のある患者
血圧降下が発現するおそれがある。
-
9.1.4 脳圧上昇時
呼吸抑制や気道閉塞により血中のCO2分圧を上昇させ、脳圧を上昇させるおそれがある。また、カリウム平衡異常(低カリウム血症及びリバウンド高カリウム血症等)が発現するおそれがある。
-
9.1.5 重症筋無力症、筋ジストロフィー、呼吸困難及び気道閉塞を呈する疾患
呼吸抑制を誘発するおそれがある。
-
9.1.6 電解質アンバランス時(特にカリウム中毒)
血中カリウム値が上昇するおそれがある。
- 9.1.7 薬物過敏症の患者(バルビツール酸系薬物に対する過敏症の患者を除く)
9.5 妊婦
治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
帝王切開等の分娩に使用する場合には、できるだけ最小有効量を慎重に投与すること。新生児への影響が考えられる。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。一般に呼吸抑制、血圧下降があらわれやすい。
10. 相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)
| 薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
|---|---|---|
中枢神経抑制剤 |
呼吸抑制作用、降圧作用、中枢神経抑制作用(鎮静、催眠等)が増強することがある。 |
相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させる。 |
血圧降下剤 |
降圧作用、中枢神経抑制作用(鎮静、催眠等)が増強することがある。併用する場合には、用量に注意する。 |
相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させる。 |
MAO阻害剤 |
中枢神経抑制作用(鎮静、催眠等)が増強することがある。 |
相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させる。 |
三環系抗うつ剤 |
降圧作用、中枢神経抑制作用(鎮静、催眠等)が増強することがある。また、三環系抗うつ剤の作用が減弱することがある。 |
相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させる。 |
中枢性筋弛緩剤(クロルフェネシンカルバミン酸エステル等) |
中枢神経抑制作用(鎮静、催眠等)が増強することがある。 |
相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させる。 |
スルホニル尿素系血糖降下剤 |
中枢神経抑制作用(鎮静、催眠等)が増強することがある。 |
相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させる。 |
抗パーキンソン剤(レボドパ等) |
中枢神経抑制作用(鎮静、催眠等)が増強することがある。 |
相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させる。 |
ジスルフィラム |
中枢神経抑制作用(鎮静、催眠等)が増強することがある。また、併用により、重篤な低血圧があらわれたとの報告がある。 |
ジスルフィラムは本剤の代謝を阻害する。 |
クマリン系抗凝血剤(ワルファリンカリウム等) |
抗凝血作用が減弱することがある。 |
本剤は肝の薬物代謝酵素を誘導し、クマリン系抗凝血剤の代謝を促進する。 |
11. 副作用
11.1 重大な副作用
-
11.1.1 ショック(0.1%未満)、アナフィラキシー(頻度不明)
蕁麻疹、呼吸困難、チアノーゼ、血圧低下等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。[2.1 参照]
-
11.1.2 呼吸停止、呼吸抑制(頻度不明)
呼吸停止、呼吸抑制、舌根沈下、咽・喉頭痙攣、気管支痙攣、咳嗽(発作)、しゃっくりがあらわれた場合には、直ちに気道の確保、酸素吸入等の処置とともに、筋弛緩剤の投与等、適切な処置を行うこと。
14. 適用上の注意
14.1 薬剤調製時の注意
- 14.1.1 本剤は通常、静脈内注射用として2.5%水溶液を調製する。静脈用注射針を付した注射筒内に一定量の注射用水(ラボナール注射用0.3g、ラボナール注射用0.5gに対してそれぞれ12mL、20mL)を吸引して、ラボナールアンプル中に注入し、数回吸引排出して完全に均一に溶解し、2.5%の水溶液とする。直腸内注入用(10%)、筋肉内注射用(2%)の溶液もこれに準じて行う。
- 14.1.2 本剤は用時調製を原則とし、完全に澄明でないもの、沈殿を生じたもの、並びに溶液として常温で2~3時間以上経過したものは使用しないこと。
- 14.1.3 本剤をブドウ糖注射液で溶液を調製すると沈殿を生じることがあるので注意すること。
- 14.1.4 非脱分極性麻酔用筋弛緩剤であるベクロニウム臭化物、パンクロニウム臭化物等の酸性薬剤と混合すると白色の沈殿を生じるので、併用する場合には、別々の投与経路で使用するか、又は同一回路を使用する場合は回路内を生理食塩液で洗浄するなど、直接混合しないよう注意すること。